おしゃれな子供部屋の作り方アイデア│女の子・男の子別&年齢別に解説

インテリア

子供たちが長い時間を過ごす子供部屋は、過ごしやすくておしゃれな空間にしてあげたいものですよね。ということで、今回はおしゃれな子供部屋を作るためのアイデアをご紹介します。「おしゃれな子供部屋」と一口に言っても色々なテイストな部屋がありますし、子供の年齢などによっても適切な部屋のインテリアや収納方法などは変わってきます。そのあたりのことを考慮して、子供に合った部屋作りをしていきましょう。

●子供部屋は年齢によって適切なレイアウトやインテリアが変わる

子供部屋は子供の年齢によって、ぴったりのレイアウトやインテリアは異なります。

例えば子供がまだ小さいうちは子供部屋よりも大人の目が届くリビングなどで過ごすことが多いと思うので、子供部屋にたくさんの家具や荷物はいらないでしょう。場合によっては「子供部屋はあるけど夜は両親や兄弟姉妹と一緒に寝るから子供部屋にベッドは置かない」というようなケースもあると思います。

子供がそれなりに成長したら、子供部屋も充実させる必要があります。幼い頃とは違い親と寝る期間は終了して子供部屋で寝ることになるかと思うので、ベッドや布団などがいりますよね。また自室で勉強したり読書をしたりすることも増えると思うので、学習机やテーブルなども必要になると思います。

インテリアも幼少期からずっと同じというわけにはいかないので、成長に伴って変化させていく必要があります。また子供がそれなりに大きくなれば、インテリアにも自分らしさを出したいと思うようになってくると思うので、子供の意見も取り入れる必要が出てくるでしょう。子供が「自分の部屋をこういう風にしたい」と主張するようになったら、それをしっかり取り入れた部屋にしてあげることも大事だと思います。

ちなみに必要な家具や設備は年齢だけでなく子供個人によっても違いますし、子供部屋の広さにも左右されるものです。インテリアに関しても、子供によって趣味などは結構異なるものですよね。部屋作りには完璧な正解があるものではないので、臨機応変に、自分の子供にとって適切な子供部屋を作ってあげてください。

●部屋は「統一感」を持たせるとおしゃれになる

子供部屋に限ったことではありませんが、おしゃれな部屋を作るためには「統一感」がかなり重要なキーワードとなります。例えば一つ一つの家具はおしゃれでも、アンティーク系やナチュラル系、アジアン系、塩系……等々、バラバラのテイストのものが同じ部屋に並んでいたら、あまりおしゃれに見えないと思います。せっかくの家具やインテリア小物を活かすためにも、統一感をしっかりと持たせるようにしてくださいね。

部屋作りをするときにはまず何か一つテーマやテイストを決めて、家具や小物を揃えていくと良いですよ。家具を選ぶときには、例えば「白で統一する」「木製の家具で揃える」「アイアン家具で統一させる」のようにすると良いです。また部屋の中で結構大きな面積を占めるカーテンやベッドリネンも重要になります。カラーを変えるだけでも部屋の雰囲気がガラリと変わるので、模様替えをしたいときや手っ取り早く部屋の雰囲気を変えたいときに、カーテンやベッドリネンを変更するのも良い方法ですね。

●幼少期のおしゃれな子供部屋の作り方

ここからは、年齢別におしゃれな子供部屋の作り方を解説していきます。まずは幼少期(小学校に上がる前くらいまで)の子供部屋作りから。幼少期は自分だけの子供部屋よりも、リビングやダイニングなどで過ごすことが多いと思います。まだ一人で過ごすのに慣れていない頃かと思うので、少しでも子供が安心&楽しく過ごせる工夫をすることが大切になってきます。子供が好きなぬいぐるみなどをたくさん置いたり、部屋に置くことができる遊具(滑り台やキッズテント、ジャングルジムなど)を設置したりすると楽しい雰囲気が出やすいと思います。もちろん好みは子供によって違うので、子供が好きなものに合わせて部屋作りをしてくださいね。

インテリアは、目に優しいパステルや白などを基調としたものがおすすめです。ベビーグッズやおもちゃにもパステルなどやわらかい色を使ったものが多いので、そういうものとの相性も良いです。あるいは、ナチュラルテイストのインテリアもおすすめです。あたたかみのある木製の家具を使ったナチュラルインテリアは人気が高いですし、定番で飽きが来にくいというメリットもありますよ。「良い意味で子供部屋っぽくないおしゃれな空間にしたい」のであれば、北欧風インテリアもおすすめです。北欧風インテリアは洗練された印象がありながらも、あたたかみを感じさせるので、子供部屋にも向いています。

また幼少期の子供部屋に置く家具は、背が低いもので統一させるのがおすすめです。特に子供用品をしまっておくチェストなどの収納家具は、子供でも手が届く高さのものを選びましょう。そうすることで、子供が自分で自分のものを管理しやすくなりますよ。また背の低い家具で揃えると圧迫感がなく、部屋が広々見えるというメリットもあります。狭めの子供部屋を広く見せるためにも、低い家具で揃えるのはおすすめの方法です。

●小学生のおしゃれな子供部屋の作り方

小学生になると、学校関連の用品が増えることで子供の物がかなり多くなりますよね。そのため、それまでよりも収納に工夫が必要になってきます。たくさんのものをすっきり収納する工夫をして、散らかりがちな子供部屋をきれいに見せるようにしましょう。いくらインテリアに凝っても、ごちゃっとしていたらおしゃれに見えないからです。

また小学校に上がるタイミングで学習机を子供部屋に導入することも多いと思います。学習机はそれなりに大きな家具なので、学習机を置くことをきっかけに大幅にレイアウトを変更する必要が生じることもあるでしょう。そのタイミングで、子供部屋の雰囲気をがらりと変えてしまうのもありです。ちなみに学習机は必ず必要なものだと考えられがちですが、決してそういうわけではありません。子供部屋が狭い場合やリビングで主に勉強をする場合には、無理に学習机を置く必要はないでしょう。また長く使える&おしゃれな雰囲気の机が良いのであれば、子供用の学習机ではなくパソコンテーブルなどを学習机代わりにするという方法もあります。学習机っぽさがないデスクなら、子供が中学生や高校生になっても使い続けることができるので、長い目で見ると経済的です。また学習机ほど迫力がないので、圧迫感が出にくいというメリットもあります。

小学生の子供の部屋のインテリアは、子供っぽくなりすぎないように注意しましょう。小学生くらいだと背伸びをしたい子供も多いので、どこか大人っぽさのある部屋にしてあげると良いと思います。ちなみにインテリアに統一感が出すのが大切というのは、年齢に問わず同じように重要となります。また子供の中にはキャラクターものが好きな子もいると思いますが、キャラクターは流行がある上に数年経つと子供が興味を無くすケースも少なくないので、キャラクターグッズをふんだんに使ったインテリアはあまりおすすめできません。子供が好きなキャラクターは、グッズなどを飾る程度にとどめるのが良いと思います。特に子供のお気に入りのものを、数個だけ厳選して飾ってあげるくらいが丁度良いのではないでしょうか。

学校の物と子供の趣味のものやおもちゃなどが混在する小学生の子供部屋は、収納をしっかりと工夫することをおすすめします。特に「子供の趣味のアイテムやおもちゃ類と、教科書など学校用品は別々に収納する」のがおすすめ。そうすることで収納が分かりやすくなりますし、メリハリも出ます。何がどこにあるのかが明確になるので、使いやすくもなりますよ。収納する場所も重要で、基本的には「使う場所の近くに収納する」のが良いとされています。具体的には「学習用品は学習机に収納する」「学校に持っていくものはドアの近くのボックスに入れておく」といったような感じです。少し工夫することで、使いやすい子供部屋になりますよ。

●中学生以上のおしゃれな子供部屋の作り方

中学生以上の子供部屋は、基本的には子供の自主性に任せるのが良いと思います。思春期になると親に部屋のことについて色々言われるのが嫌と言う子供も多いからです。インテリアの好みもはっきりしている子供が多いと思うので、「おしゃれな部屋にしたいから」という親の意見の押し付けには注意が必要です。ただ子供から部屋作りの相談をされたときには、しっかりと相談に乗ってあげると良いでしょう。

また中学生以上になると、小学生のときよりもさらに子供の物が増えると思います。収納家具を増やしたり、収納方法を工夫したりすることをおすすめします。部屋が狭めの場合には、ロフトベッドなどスペースを有効活用できる家具に変えるという方法もあります。ロフトベッドなら下の空間を収納に使ったりデスクを置いたりすることができるので、狭い部屋にぴったりです。

高校生の子供部屋をおしゃれな空間にする場合、追加で家具を購入するときには少し注意が必要になります。理由は、高校を卒業したら進学や就職などで実家を出るケースが多いからです。高校卒業後も自宅で暮らすことが決まっているのであれば気にする必要はありませんが、実家を出る可能性がある場合、高校生のときに買った家具をすぐに使わなくなってしまうかもしれません。そうなってしまったらもったいないですよね。なので高校生のときに追加で家具を買う場合は「子供が実家を出た後に子供部屋以外の場所で使うことができるもの」や「子供が一人暮らしをする家に持っていくことができるもの」などを選ぶことをおすすめします。そうすれば、買っても数年で使わなくなってしまうようなケースを避けることができますよね。

●おしゃれな子供部屋をキープするためには「収納」が大事!

おしゃれな子供部屋を作るためにはインテリアを工夫することももちろん大切ですが、意外と重要になってくるのが収納です。というのも、収納がきちんとできていないと部屋がごちゃごちゃしてしまいますよね。散らかった部屋だと、いくら凝ったインテリアにしていてもおしゃれには見えないと思います。反対にインテリアはシンプルであっても、整然と片付いていたらすっきりとしていて素敵に見えますよね。

子供部屋の収納は、とにかく「わかりやすいこと」が大事です。まずは物の「住所」を決めましょう。「どこに何をしまうか」を最初に決めてしまうと、片付けをするのがかなり楽になります。この方法は子供部屋以外の部屋でもできますよ。ただし子供が小さいうちは、あまりにも物を細かくわけて収納しない方が良いと思います。細かく分類して収納する方法は、小さい子供にとって分かりにくいからです。小さいうちは「おもちゃ」「服」「お絵描き道具」のように、ざっくりした感じの方が、子供が自分で片付けやすくなるのでおすすめですよ。物の住所を決めたら、収納場所にその名前を書いたシールなどを貼って分かりやすくしておくのもおすすめです。これも、子供が小さいうちに有効ですね。子供も自分で片付けるときに、引き出しに「おもちゃ」と貼ってあるのを見たら「ここにおもちゃをしまうんだ!」と理解できますよね。子供が大きくなったら名前を書いて貼ることはしなくても良くなると思いますが、物の住所を決めて収納する方法は続けることをおすすめします。そうすることで、大分散らかりにくい子供部屋になるはずですよ。

●最後に

今回は年齢別におしゃれな子供部屋の作り方のコツを解説させていただきました。おしゃれな部屋を作るためにはインテリアだけでなく、収納なども大切になってきます。またおしゃれなだけでなく子供にとっての「使いやすさ」や「過ごしやすさ」もしっかり重視しておきたいですよね。今回ご紹介した内容は基本的なことばかりですが、基本を押さえることが実は一番重要であり、そして難しかったりもします。まずは子供が過ごしやすくて散らかりにくい部屋作りをして、その上で少しずつおしゃれな空間に仕上げていくのが良いのではないでしょうか。今回の内容が少しでも子供部屋作りの参考になれば幸いです。

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