過ごしやすい子供部屋の作り方アイデア紹介│男の子・女の子・年齢別

子供部屋

子供が長い時間を過ごす子供部屋は少しでも過ごしやすく、またインテリアも可愛い感じにしたいところですよね。子供に適している部屋というのは年齢や性別などによって変わってくると思いますので、今回は年齢や性別に合わせた子供部屋の作り方を解説します。

●子供部屋は何歳ごろから必要?

まず子供部屋は子供が何歳になった頃から必要になるのかについて、少し考えてみましょう。最初に結論を言ってしまうと「何歳でもOK。ただし思春期までには子供部屋を作った方が良い」となります。幼少期はリビングで主に過ごして夜は両親と一緒に寝るのであれば、子供部屋は必要ありませんよね。ただ「子供が生まれてすぐに子供部屋を作り、両親とは別の部屋で寝起きする」という欧米スタイルを採用するのであれば、生まれてすぐに子供部屋が必要ということになります。このあたりは各家庭の方針によって異なるもので、正解や不正解があるものではありません。

ただし子供が大きくなってもずっと子供専用の部屋がないというのは、少し問題です。特に思春期になってくると子供にもプライベートな空間が必要になりますので、遅くても小学校高学年~中学生くらいには、子供部屋を作った方が良いと言えるでしょう。また兄弟姉妹がいる場合は複数の子供で一つの部屋を使うこともあると思いますが、その場合もやはり思春期になったら部屋を分けることを検討しなければいけません。特に子供の性別が異なる場合には、早めに部屋を分けるか仕切るかする必要が生じてきます。そのあたりのことも考慮しつつ、子供部屋作りをしていきたいですね。

●子供が成長したら子供部屋の管理を子供に任せるのも大切

子供が小さいうちは子供部屋のインテリア決めや収納、また片付けなどを親が行うことが多いと思います。子供が小さいうちは親が管理していても、成長したら子供に任せることも大切です。小学生くらいになったら、子供部屋の整理や掃除などは、子供主体で行わせると良いでしょう。子供が自分で管理をすることで、自主性も生まれてきます。

また子供の自我が芽生えると好みもはっきりしてくるので、子供部屋のインテリアにも子供の好みを反映させると良いと思います。子供部屋の模様替えをするときなどには、子供と話し合って、しっかり意向をくみ取ってあげるようにしてみてください。

●男の子の子供部屋の作り方

男の子の部屋は、のびのび遊べるようにレイアウトしてあげるのがおすすめです。特に小さいうちはおもちゃをたくさん広げて遊んだり友達を呼んだり部屋を走り回ったりできるように、できるだけ物を置かないようにすることをおすすめします。また物が多いと、子供がぶつかって怪我をしたりする原因にもなりますので、すっきりさせておくことに越したことはありません。

ちなみに男の子の部屋というとブルーやグリーン、ブラックなどの色を基調とした空間にしがちですが、別にそれらの色にこだわらなければいけないわけではありません。できれば子供が好きな色を基調とした部屋にすることをおすすめします。男の子であってもピンクや赤が好きな子供はもちろんいますし、男の子の部屋だからといって可愛らしいインテリアにしてはいけないという決まりはないはず。子供が物心つく前は親が好きなように子供部屋のインテリアを決めて良いですが、自我が芽生えて好き嫌いもはっきりしてきたら、子供と相談しながら部屋作りをしていくようにするのが理想です。

●女の子の子供部屋の作り方

女の子の部屋は、アクセサリーやおもちゃ類など細々したものが多くなる傾向にあるため、収納を工夫してあげることをおすすめします。細かく分類して収納することができる収納ケースやボックスなどを活用すると良いと思います。さらに「人形の服」「ビーズ」「ヘアアクセサリー」のようにケースに名前を書いておけば、しまうときに迷うことも少なくなるでしょう。

またインテリアについてですが、女の子の子供部屋というとプリンセス風のガーリーな部屋をイメージする方が少なくないかもしれませんが、必ずしもガーリーな部屋にしなければならないわけではありません。男の子の場合と同様に女の子の場合にも、子供の好みにあた空間作りをするよう工夫してみてください。

●年齢別の子供部屋の作り方

子供部屋は子供の成長によって変化させていくもの。年齢によって必要なものがかなり異なるからです。また成長に伴って子供の好みも変わっていくと思うので、インテリアも変化が必要になってくる場面などもあると思います。子供が使いやすい子供部屋にするためにも、子供が気持ちよく過ごすことができる場所にするためにも、子供の年齢に適した部屋作りをしていきましょう。

○0歳~3歳:安全性に配慮してのびのびと遊ぶことができる子供部屋にする

0歳~3歳というと、まだ幼稚園に通う前の年齢ですよね。このくらいの年齢のうちから子供部屋を用意するか否かは、家庭の方針によるところだと思います。また子供部屋を作っている場合でも「寝るときは両親と一緒の部屋」というケースもありますよね。

このくらいの年齢の子供が過ごす部屋は、安全性に配慮することがとても大切です。子供部屋にたくさんの物を置いておくとケガの心配が生じるので、必要最低限の物以外はできるだけ置かないようにして、すっきりとした空間にしておくと良いと思います。また汚れたらすぐに取り換えられるように自宅で簡単に洗えるマットを敷いたり、ハイハイをしたりするときにすべらないような素材で作られているマットやカーペットを選んだりすることも大切です。

0歳~3歳くらいの子供部屋に必要な家具ですが、ベッドとおもちゃを収納するための収納家具くらいかと思います。子供部屋で寝起きしないのであれば、ベッドも不要です。あとはベビーサークルやベビージムのような遊具系のおもちゃを置いておくこともありますよね。テーブルやデスクなどは、このくらいの年齢の子供部屋にはまだ不要かと思います。ただ頻繁に工作やお絵かきをするというのであれば、子供用の小さな折りたたみテーブルを用意しておくのもおすすめです。折りたたみテーブルなら使わないときはコンパクトにしまっておくことができるので、場所もとりませんよ。子供部屋が狭めの場合にも活躍してくれます。

○4歳~6歳:子供が自分で片付けられる工夫を&物は置きすぎないことが大切

4歳~6歳になるとそれまでよりもおもちゃ類や洋服などが増えると思いますし、幼稚園や保育園に通うことで通園グッズも必要になりますよね。それまでよりも物が増えることから、収納に工夫をする必要があります。おもちゃ類と通園グッズが混ざらないように収納することも大切です。

このくらいの年齢になると、着替えや片付けなど自分の身の回りのことは自分自身で結構できるようになってくると思います。そこで、それまで親が主体で行っていた子供部屋の片付けを子供本人ができるように工夫してみましょう。とはいえ片付け方が複雑だと覚えるのが大変ですし、小さい子供にとってはなかなか大変なので、できるだけシンプルにすることが大切です。例えば「片付けが苦手だから細かく分類せずに、おもちゃ類はひとまとめにして大きなボックスやバケツ型収納ケースなどに入れておく」という簡単な収納方法にすれば、子供は「ここにおもちゃを全部入れれば良いんだ!」と分かるので、片付けやすくなります。あとは物を収納する場所に物の名前を書いておくのもおすすめの方法です。例えば引き出しに収納する場合は、引き出しの分かりやすいところに「おもちゃ」「ハンカチ」「幼稚園」などと書いたラベルやシールを貼っておきましょう。そうすることで、何をどこにしまえば良いかが明確になるので、子供でも片付けやすくなりますよ。もちろん大人にとってもわかりやすいです。また収納家具の高さも大切で、子供の手が届く高さのものを選んでくださいね。子供が椅子や台に乗らないと手が届かない高めの収納家具を置いてしまうと、自分で物の出し入れがしにくくなってしまうからです。

4歳~6歳の子供部屋に必要な家具ですが、ベッドと収納家具くらいで十分なのではないかと思います。頻繁に子供の友達が遊びにくるのであれば、お菓子などを乗せたりお絵描きをしたりするのに使えるテーブルを置いても良いですね。このくらいの年齢の子供も床におもちゃを広げて遊んだり部屋の中で身体を動かしたりすることが多いと思うので、余計なものは置かないようにしましょう。

○小学生:学習しやすい部屋作りと収納の工夫が必要

小学生になると、それまでよりもぐっと必要なものが増えますよね。小学校に上がるため教科書にランドセルに……と学校で使うアイテムもプラスされます。そのためそれまで使っていた家具だけでは収納スペースが足りないということも起こり得ます。小学生になるタイミングで、子供部屋の家具を一新するのも良いでしょう。成長して使わなくなったおもちゃやキッズ遊具なども整理したいところですよね。

また小学校に上がって必要になるのが、学習机です。学習机は子供部屋のテイストや広さに合ったものを選びましょう。子供部屋にクローゼットがなかったり狭かったりする場合には、収納が多い学習机が良いと思いますし、部屋が狭めの場合ならコンパクトなタイプのデスクやベッドと一体化しているタイプのものが向いています。ただ、学習机は必ず必要なものというわけではありません。大人が使うようなパソコンデスクのようなものでも良いですし、ローテーブルでも良いですし、勉強や読書をリビングでするのであれば無理に置かなくてもOKです。ライフスタイルに合ったデスク選びをしてくださいね。

そして小学生になると、それまでは両親と一緒の部屋で寝ていた場合であっても一人で自分の部屋で眠るようになるかと思います。そのため、それまで子供部屋にベッドを置いていなかった場合にはベッドも必要になってきますね。子供部屋に置くのに適しているベッドにはシングルベッドやロフトベッド、二段ベッドなど色々あります。一人部屋であれば、シングルベッドかロフトベッドのどちらかを置くことになるかと思います。シングルベッドは定番のベッドで種類が豊富というメリットがあります。子供部屋のテイストに合ったデザインのものが見つかりやすいですよ。ロフトベッドはベッド下の空間を収納として使ったりデスクスペースにできたりするところが魅力で、部屋が狭めの場合や収納が足りない場合に重宝します。どちらのベッドを選ぶかは、部屋の間取りや広さ、好みなどに合わせて決めてくださいね。

○中学生&高校生:部屋作りは子供の自主性に任せる

中学生や高校生になったら、親はあまり子供部屋のことに口を出さない方が良いかもしれません。思春期になると自室に入られるのを嫌がる子供も少なくありませんよね。インテリアなども好みが出てくるので、親の好みや希望を押し付けるのではなく、子供がやりたいようにやらせてあげるのが良いのではないかと思います。

●和室を子供部屋にする場合のインテリア&収納アイデア

最後に、和室を子供部屋にする場合のインテリアと収納アイデアを簡単にご紹介します。和室の場合であっても、基本的に抑えておくべきことは洋室の場合と変わりません。子供が快適かつ安心して使えるような部屋作りをしましょう。

和室をおしゃれな感じにしたい場合やベッドを置きたい場合には、フローリングマットを敷くことをおすすめします。フローリングマットを敷くだけでもかなり雰囲気が変わりますので、洋室っぽく使いたい場合におすすめです。また壁も貼って剥がせる壁紙を貼ったりすれば、洋室風にアレンジすることが可能です。

和室の場合収納スペースとしては押し入れがあることが多いと思うので、基本の収納は押し入れで大丈夫かと思います。ただ押し入れの場合服を収納するのにはあまり向いていないので、突っ張りポールを使って服をかけられるようにしたり、ハンガーラックを置いたりすることをおすすめします。

●最後に

今回は子供部屋の作り方のポイントを男の子・女の子・年齢に分けてご紹介させていただきました。少しでも子供部屋作りの参考になれば幸いです。ぜひ子供が過ごしやすい、素敵な空間を作ってくださいね!

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