子供は自分たちだけの秘密基地を作るのが好きなものですが、大人だって自分だけの秘密基地が欲しいですよね。そこで今回は趣味を存分に楽しむことができる自分だけの秘密基地の作り方や、いわゆる「男の趣味」を楽しむためのアイデアなどをご紹介したいと思います。趣味部屋が欲しいと思っている方や、趣味グッズを良い感じで収納したり飾ったりしたい方、そしてこれからもっと趣味を楽しみたいと思っている方は、ぜひ参考にしてください。
●大人の秘密基地はどこに作る?
大人の秘密基地を作るための場所は、実は色々あります。まずは趣味を存分に楽しむための秘密基地を作る「場所」のアイデアをご紹介します。
○ガレージの一部を自分の趣味を楽しむ秘密基地に改造
家にガレージがあるなら、ガレージを大人の秘密基地として活用するのはいかがでしょうか。ガレージを趣味部屋のように使う方法は、男の趣味の定番である、車やバイク、自転車などを趣味にしている方に特におすすめです。大切な愛車を置いておくスペースにソファや間接照明などリラックスできるアイテムを置けば、疲れたときに癒してくれる空間になることでしょう。もちろん車系以外の趣味用スペースにもなります。例えばDIYの作業空間として使うのはいかがでしょうか。ガレージなら広めのスペースが確保できる上に、室内ほど汚れに気を使わなくても良いので、DIYをするのにぴったりの場所であると言えます。材料などかさばるものを保管しておくのにもおすすめです。
またガレージはその性質上、広々しているところも魅力ですよね。広い空間は工夫のし甲斐がありますし、色々な活用方法が考えられます。もちろん元々の広さなどにもよりますが、ソファやテーブルなどの、大きめの家具を置くことも比較的しやすいのではないかと思います。
そして無骨な雰囲気があるところもガレージの魅力なので、それを活かして男前なインテリアでまとめた空間にしてみると素敵だと思いますよ。男の趣味用部屋らしい感じも出ると思います。また違った雰囲気にしたいときは、ガレージの壁に壁紙を貼ったりしてもOKです。壁紙を貼るとかなり印象が変わるので、模様替えしたいときにもおすすめの方法と言えます。アクセントウォールのような感覚で、一部の壁だけに壁紙を貼ってもおしゃれですよ。
○ウォークインクローゼットを趣味用品の収納スペース兼秘密基地として使う
ウォークインクローゼットは収納用のスペースで部屋ではないのですが、小部屋として使うのもおすすめです。狭い空間ですが、だからこそ一つの物事に集中できるスペースになるはず。ウォークインクローゼットは広くても3畳くらいのことが多いので作業スペースにするには狭いですが、書斎やおこもり部屋にするにはむしろ丁度良い広さと言えそうです。狭いことによって、より秘密基地感も出ますよ。
ウォークインクローゼットを男の趣味部屋として使うときには、まずデスクと椅子を置きましょう。デスクはウォークインクローゼットの広さに合わせて。一つ注意したいのが、椅子を引くスペースがあるかどうかです。椅子を引いたときにもウォークインクローゼット内に収まるように、デスクと椅子を配置しましょう。ウォークインクローゼットが狭めの場合には、折りたたみのデスク&チェアーや、折りたたみの小さめのローテーブルを選ぶのもおすすめですよ。また広めのウォークインクローゼットでデスクと椅子を置いても余裕があるのであれば、カラーボックスや小さめの棚を置いても良いでしょう。本や趣味グッズを置くための収納スペースや、ディスプレイスペースとして使うことができます。
ちなみにウォークインクローゼットの場合、そもそも上の方に棚がついていることもありますよね。棚がもともとあるタイプのウォークインクローゼットなら、その棚を趣味用品の収納場所として使用しましょう。さらにハンガーポールも活用できます。服をかけておくのはもちろん、S字フックを活用すればヘッドフォンやコード類などを描けておくこともできますよ。
ウォークインクローゼットには、もともと照明器具がついている場合もありますが、ないケースもありますよね。照明がない場合には自分で設置する必要がありますが、コンセントを使わなくても良い電池式の照明が便利ですよ。理由は、クローゼットの中にはコンセントの差込口がないことがほとんどだからです。
○ロフトベッドの下部分にカーテンをつけて秘密基地風の空間に
ワンルームで暮らしている場合など趣味のための部屋を確保することがスペース的に難しい場合には、ロフトベッドを活用するのがおすすめです。背が高いタイプのロフトベッドの下の部分にカーテンを取り付ければ、秘密基地風の空間が完成します。ロフトベッドの下にはデスクを置いたりミニソファを置いたりして、自分だけのスペースを作りましょう。ロフトベッドの下を趣味用スペースとして活用する方法は、家が狭めだったり、実家暮らしをしていたりする場合でもやりやすいので、かなり手軽だと思います。ガレージやウォークインクローゼットを活用するよりも空間としては狭いかもしれませんが、子供の頃に作った秘密基地を思わせる空間を作ることができるので、わくわくすること間違いなしです。狭くてもデスクとテーブルを置けるくらいのスペースはあるので、おこもり空間としては十分に使うことができるはず。またカーテンが目隠しにもなってくれるので、趣味用品をすっきり収納するための空間として使用することもできますよ。
○ロフトがあるならロフト部分を趣味用スペースとして活用する
ロフト付きの家に住んでいるのであれば、ロフト部分を趣味用の秘密基地として活用するのもおすすめです。ロフトは天井が低いこともあって、意外とデッドスペースになりがち。そんなもったいないスペースを趣味部屋にすれば、空間を有効活用することができますよ。ロフトといってもかなり広々しているところから、ちょっとしたものを置くくらいのスペースしかない狭いところまで様々です。それなりに広さがあるのであれば、ローテーブルを置いて趣味の作業場にしたり本を読んだり音楽をのんびり聴いたりする場所にしたり、あるいはのんびりお昼寝をする空間として使ったり……と色々活用できますよ。ただしロフトは天井が低いケースがほとんどなので、背の高い家具や大きな趣味用品を置くのは難しいという点には注意してください。
○ROOOMの「hakobeya」のような仕切りボックスを置いて小部屋を部屋の中に作る
「ガレージもロフトもウォークインクローゼットもないし、ベッドをロフトベッドに買い替えるのも急にはできない」という場合には、部屋の中に仕切りを置いて「部屋の中に部屋」を作ってみるのはいかがでしょうか。仕切りを置いて空間を区切るだけでも、秘密基地っぽい空間を作ることができますよ。
ROOOMの「hakobeya」はボックス型の仕切りで、部屋の中に置くだけで小部屋ができるという、趣味部屋作りにぴったりのアイテムです。しっかりと厚みのある軽くて強いボード資材で作られており、移動も簡単に行うことができます。また壁紙を貼ったりすることもできるので、自分の趣味に合わせてカスタムできますよ。
○家の中にテントを張ってアウトドア気分が味わえる秘密基地に
男の趣味としてアウトドアが好きなら、家の中にテントを張ってその中を自分だけの秘密基地にするというのはいかがでしょうか。テントの中は狭いものの、本を読んだり音楽を聴いたり、何かに集中したいときにはぴったり。もちろん、ごろごろしたり休息をとったりする空間にしても良いと思います。
忙しくてなかなか実際にキャンプなどに行けないときにも、部屋の中にテントを設置しておけば、さり気なくアウトドア気分を楽しむことができるでしょう。また部屋のスペースにゆとりがあるなら、ハンモックを吊るしたりアウトドア用の椅子を置いたりしても、それらしいムードが高まります。
○キャンピングカーの中を自分だけの秘密基地として使う
駐車スペースが確保できるなら、キャンピングカーを秘密基地として趣味のために使うのもありです。車が好きな方はもちろん、車以外の趣味の方にもおすすめ。小屋を設置したり家を改装したりするよりも手軽で、引っ越しの際などにも簡単に移動をすることができます。
キャンピングカーの中は自分らしくカスタムしてしまいましょう。趣味のものであふれさせるのも素敵だと思います。それこそ誰にも邪魔されない自分だけの空間なので、何から何まで自由にできます。家族と一緒に暮らしている場合には、なかなか家を改造することが難しかったり、家の中で趣味に没頭していると小言を言われたりすることもあるかと思いますが、キャンピングカーの中ならそうした煩わしいことからも解放されるはず。
ちなみにキャンピングカーと一口に言っても、色々なタイプのものがあり、大きさなども様々です。どのような趣味のために使うのかによって、タイプを選ぶようにしましょう。
○庭があるなら思い切ってコンパクトな小屋を設置するのもアリ
庭のある家に住んでいるのであれば、思い切ってコンパクトな小屋を設置するもの一つの方法です。小屋は自分でDIYしても良いですし、市販されているものを購入してもOKです。無印良品などでも小屋が販売されているので、最近は比較的気軽に導入できるようになっていると思います。
ただし小屋を設置するとなると、それなりにお金がかかります。100万円以上するものがほとんどで、DIYしない場合には別途工事代がかかってきます。そのため、場所にも金銭的にもゆとりのある方向けの方法となります。
とはいえ小屋を作ると自分だけの「基地」といった感じが出るので、誰にも邪魔されず趣味に没頭することができる場所が欲しい方にとっては夢のようなものですよね。金銭的に問題ないのであれば、検討してみてはいかがでしょうか。
○お金に余裕があるならセカンドハウスを借りて休日に過ごす秘密基地にする
金銭的に余裕がある方向けの方法として、セカンドハウスを借りて趣味のための家にするというものもあります。最近は都会と田舎の2か所以上に拠点を持つ「多拠点」な暮らしが流行していることもあって、セカンドハウスを持つのはそこまで敷居が高いものではなくなってきています。秘密基地や隠れ家といった感じが出るので、かなりわくわくする夢のある方法なのではないでしょうか。
セカンドハウスを持つとその分家賃がかかってきますが、家賃相場が安めのところに家を借りれば、そこまで大きな負担にはならないと思います。家賃相場が安いエリアだと、広めの家が借りられるのもメリットです。広めの部屋をセカンドハウスとして借りておけば、趣味用品の収納場所として使うこともできます。ただ注意点として、家からあまりにもアクセスしにくいエリアにセカンドハウスを借りてしまうと結局あまり行かなくなってしまう可能性があるので、例えば「車を持っているから高速道路に乗れば短時間で行ける場所にセカンドハウスを持つ」や「公共交通機関で乗り換え無しで1本で行ける場所にする」のように、行き来のしやすさも考慮してエリアを選ぶようにしましょう。
ちなみに同じ趣味を持っている友人がいるのであれば、複数人でセカンドハウスをシェアするのもおすすめ。シェアすればその分、一人一人の金銭的な負担も減ります。また趣味の仲間たちと休日に集まる部屋として使うこともできますよ。
●趣味グッズのディスプレイアイデア
趣味専用の部屋を設けることができないときは、普段暮らしている寝室やリビングなどに趣味アイテムをおしゃれにディスプレイしてしまいましょう!
ディスプレイ方法は色々ありますが、場所をあまりとらない&気軽にできる方法は、壁面をディスプレイスペースにするというものです。壁にウォールラックを取り付けてそこに小物を飾ったり、ポスターやタペストリーであれば壁にそのまま飾ったり。部屋の壁が趣味のもので埋め尽くされた光景は圧巻です。インテリアを自分の自由にできるという方は、ぜひやってみてください。
●最後に
男の趣味を楽しむための、大人の秘密基地の作り方アイデアをご紹介しました。趣味に没頭できる自分だけの空間は憧れてしまうもの。意外と手軽に作ることができたりもするので、ぜひ参考にしてください。自分のためだけの、大人の秘密基地を手に入れて、より一層趣味を楽しんでいきましょう!