スペースが限られているマンションの場合、子供部屋作りに悩みますよね。今回はマンション住まいの方向けに、子供部屋のレイアウトやインテリアアイデアをご紹介していきます。また「子供が2人以上いる場合」や和室を子供部屋にしなければならない場合、かなり子供部屋が狭い場合にどうするかについても解説するので、参考にしていただけたらと思います。
●3LDKのマンションの場合子供部屋はどうする?
家族で暮らすマンションだと、3LDKが主流なのではないでしょうか。もちろん2LDKや4LDK以上というケースもあると思いますが、まずは主流である3LDKのマンションで子供部屋を作るケースについて考えてみましょう。
○子供が1人の場合
3LDKで両親と子供1人という家族構成であれば、問題なく子供部屋を作ることができます。一部屋を子供部屋にしても残りの部屋は「夫婦それぞれの部屋」や「夫婦の寝室と書斎」のように使うことができますね。3人で暮らす場合は、3LDKの広さがあれば特に問題はないでしょう。
○子供が2人の場合
3LDKのマンションに両親と子供2人で暮らす場合はどうでしょうか。子供にそれぞれ部屋を与えるとすると、残りの部屋が両親の寝室ということになります。書斎などを設けることができないというデメリットはあるものの、無理のある部屋分けというわけではないですよね。
ただ両親の荷物が多い場合など、どうしても一部屋しか子供部屋にできないケースもあるかと思います。その場合には2人で一部屋使うことになると思いますが、成長したら部屋を区切るか部屋を分ける(両親の荷物を減らすなどして)必要が生じてくるので、最初から無理にでも子供部屋を分けた方が良いのではないかとは思います。特に子供の性別が異なる場合には、遅くても上の子供が小学校高学年になる頃には部屋を分ける必要が出てくると思うので、何らかの配慮が必要です。
○子供が3人の場合
3LDKのマンションに両親と子供3人で暮らす場合は、部屋割りに問題が出てきます。部屋数的に3人の子供にそれぞれ一人部屋を用意するのは無理なので、一部屋を両親の寝室にして、残り二部屋を子供3人で使うことになると思います。その場合の部屋割り方法は「性別で分ける方法」と「年齢で分ける方法」があります。性別で分ける方法は、子供たちの性別が異なる場合に有効です。例えば3人の子供の性別が「女の子・男の子・女の子」だった場合は、一番上の女の子と一番下の女の子が同室で、男の子が一人部屋ということになります。子供たちの性別が一緒の場合は、一番上の子供が一人部屋を使い、下の二人が同室という感じになります。
●子供2人で同じ子供部屋を使う場合にはどうする?
次に、部屋数や子供の人数の問題で、子供2人で同じ子供部屋を使う場合の部屋作りについて考えてみましょう。
○ベッドは二段ベッドかロフトベッドを
2人部屋の場合には二段ベッドを置くのが主流かもしれませんが、ロフトベッドもおすすめです。特にロフト下がデスクになるハイタイプのロフトベッドなら、ベッド2つ分の面積に2人分のベッドとデスクを収めることができるので、スペースが限られている場合に重宝しますよ。また将来的に部屋を分けることになった場合にも、それぞれの部屋でロフトベッドを使い続けることができるので、無駄にもなりません。
○子供が大きくなったら何らかの方法で部屋を仕切る
思春期になったら子供にもプライベート空間が必要になります。そのため2人で一緒の部屋を使っている場合、何らかの方法で空間を仕切る必要があるでしょう。それは子供の性別が一緒の場合であっても、そうです。
部屋を仕切る方法には色々あります。持ち家の場合には壁や扉を付けて部屋を2つに分けてしまうのも手ですが、この方法はそもそも子供部屋がそれなりに広くないとできません。また賃貸だと少々難しい方法であると言えます。
簡単なところでは、簡易的になりますがカーテンで仕切る方法やパーテーションを置く方法があります。音などは筒抜けになってしまうため完璧に独立した部屋を作ることができるわけではありませんが、目隠しとしての役割は担ってくれますよ。
●マンションの子供部屋がかなり狭い場合のインテリア&レイアウトアイデア
マンションの場合、一部屋がかなり狭めというケースもありますよね。そして、狭い部屋を子供部屋として使わなければいけないケースもあると思います。そこで子供部屋が狭い場合のインテリアとレイアウトのアイデアをご紹介したいと思います。
○部屋が狭い場合はできるだけ大きな家具を置かないようにする
部屋が狭い場合はまず、大きな家具を極力置かないようにしたいところです。狭い部屋に大きな家具を置くと圧迫感がありますし、家具の分スペースが取られてしまってもっと狭くなってしまいます。子供部屋に置く家具で大きなものというと、ベッドと学習机が挙げられると思います。両方置けるスペースがあるなら問題ないですが、両方置くと手狭になってしまう場合は、思い切って「置かない」という選択をするのも一つの方法です。
ベッドを置かない場合、かなりスペースにゆとりが生まれます。ベッドを置かないのであれば布団で寝ることになると思いますが、布団の場合は上げ下ろしが必要なところが少々面倒ですが布団をどかしてしまえばその空間を別のことに使えるので、部屋が狭い場合に有効かと思います。ただ子供部屋の収納が少ない場合「布団をどこにしまえば良いのか」という問題が生じてしまうので、布団をしまうためのスペースがない場合はベッドにした方が良いかもしれません。
学習机を置かない場合は、折りたたみのデスクや小さめのテーブルなどを置くと良いでしょう。スリムなパソコンデスクのようなものも良いと思います。また子供が小さいうちや自室で勉強などをしない場合は、思い切ってデスクを置かなくても良いかもしれません。最初から用意するのではなく「必要になったら買い足す」というのでも問題ないと思いますよ。
ちなみに子供部屋が狭い場合は、机とベッドが一体化したタイプのロフトベッドを置くという選択肢もありますよ。ロフトベッドにはハイタイプとロータイプのものがあり、ハイタイプの場合多少圧迫感はあるものの下の空間をかなり有効に活用することができるため、狭い部屋にぴったりです。ロータイプのものはハイタイプより省スペースではないものの、圧迫感が少ないというメリットがあります。どちらにするかは部屋の間取りや好みに合わせて選ぶと良いでしょう。
○狭い部屋は収納の工夫も大切
子供部屋が狭い場合には余計な家具や収納アイテムなどをできるだけ置かない方が部屋を広々使うことができるので、子供の物は極力部屋に備え付けられているクローゼットや押し入れに収納するようにしたいところですよね。部屋自体が狭い場合収納スペースも狭いということもあるかもしれませんが、収納の仕方を工夫したり物を厳選したりすれば、限られたスペースに収納することも可能です。
まず「そもそも子供の物が多い」という場合には、一度全ての持ち物を外に出して、一つ一つ「いるかいらないか」をチェックし、不要なものは処分していくことが大切です。子供の物というのは成長とともに増えていくものですが、同時に成長に伴って不要になるもの(例えば小さいころに遊んでいたおもちゃや小さくなった洋服など)もたくさんあります。意外と既に不要になったものが収納の奥に入れたまま忘れ去られているケースもあるので、定期的に整理するようにしましょう。ただし子供の物を大人が勝手に処分してしまうのは良くないので、子供の物を整理するときは子供と一緒に行うようにしてくださいね。
ちなみに狭い部屋の場合、そもそも備え付けの収納が無い場合もありますよね。クローゼットや押し入れなどがない部屋を子供部屋として使う場合には、どうしてもおもちゃや服などの収納するためのアイテムが必要になってきます。そういう場合におすすめしたいのが、収納付きのベッドやデスクです。ベッドやデスクを置かない選択をした場合は別ですが、ベッドやデスクを子供部屋に置くことを考えているのであれば、収納付きのものを選ぶと良いです。例えばベッドなら、ベッド下に引き出しがついていてそこに細々とした物が収納できるようになっているものや、棚などが付いているロフトベッドがおすすめ。デスクの場合は棚や引き出しが充実しているものが良いと思います。
●和室を子供部屋として使う場合のアイデア
洋室ではなく和室を子供部屋として使用するケースもありますよね。和室であっても、可愛くておしゃれな子供部屋にすることは十分に可能です。和室を子供部屋にする場合の部屋作りアイデアをご紹介していきます。
○床にカーペットやフローリングマットを敷いて洋室風に
和室は和室で素敵ですが、子供部屋にするとなると少々落ち着きすぎている感じがするかもしれません。その場合は床にカーペットやフローリングマットなどを敷いて洋室風にするのがおすすめ。カーペットを取り換えることで模様替えもできるので、そのときの子供部屋のテイストに合ったものを選ぶと良いでしょう。ちなみに子供が幼いうちは、汚れてしまってもすぐに拭き取ることができるフローリングマットなどがおすすめです。
○壁に剥がせる壁紙を貼って雰囲気を変える
和室の場合、壁は砂壁であることが主流かと思います。砂壁だと床にカーペットなどを敷いても和室っぽさが結構残ってしまうので、洋風の可愛らしい子供部屋にしたいのであれば壁紙を貼ると良いでしょう。原状回復が必要になる賃貸マンションの場合には、貼って剥がせる壁紙を使うのがおすすめです。簡単に剥がせるタイプのものであれば退去するときにも困らないですし、気分に合わせて壁紙を張り替えて楽しむこともできますよ。壁紙が変わると部屋全体の雰囲気がガラリと変わるので、模様替えしたいときや、子供の成長に伴って部屋のイメージを変える必要が生じたときにおすすめです。
貼って剥がせる壁紙が手に入らない場合には、マスキングテープと両面テープを使って壁紙を貼る方法を活用すると良いでしょう。まず部屋の壁にマスキングテープを貼り、その上に両面テープを貼り、その上から壁紙を張りつけるような感じになります。マスキングテープは粘着力が弱く簡単に剥がすことができるので、賃貸の壁に壁紙を貼るときに使用するのにぴったりです。
もし「壁紙を貼るほど大掛かりなことは時間がなくてできないけど、少しでも和室の子供部屋を可愛くポップな雰囲気にしたい」というのであれば、ウォールステッカーを貼るのもおすすめですよ。ウォールステッカーは壁紙のようにぴったりサイズにしなければならないわけではないですし、買ってきたものをそのままぺたりと壁に貼り付けるだけなので、時間がなくても簡単にできます。ウォールステッカーには色々なデザインがあるので、こちらも気分や子供の趣味に合わせて取り換えが可能ですよ。子供と一緒に貼って楽しむのも良いと思います。
○障子紙を色付きのものにするor一部を可愛い柄の布にする
和室にある障子を可愛らしい雰囲気にするのであれば、カラーの障子紙を使ってみてはいかがでしょうか。障子紙というと白のイメージが強いかもしれませんが、最近だと色付きのものも売っています。子供部屋のインテリアに使っているカラーの障子紙を使用すれば、空間に統一感も生まれますよ。
また子供が小さいうちはどうしても、障子を破ってしまいがちですよね。遊びの延長で障子紙をびりびりにしてしまったり、遊んでいるときにうっかり手や足などをぶつけて破ってしまったり。せっかく張った障子紙がそのような残念な状態になるのを防ぐために取ることができる方法として「子供が破りやすい位置の障子紙を布にしておく」という方法があります。布であれば破れることはないですし、柄物を使えば良いアクセントにもなってくれますよ。全体を布にしなくても「上から真ん中までは障子紙で、子供が破りやすい真ん中から下は布にする」というような感じでもOKです。
●最後に
今回はマンションで子供部屋を作る場合のアイデアを色々ご紹介させていただきました。スペースや部屋数が結構限られてしまうマンションであっても、おしゃれで過ごしやすい子供部屋を作ることは十分に可能です。今回の内容を参考にして、ぜひ子供にとって居心地が良い子供部屋作りをしてみてくださいね。
コメント
Thanks for your blog, nice to read. Do not stop.