6畳は子供部屋にするのに定番の広さで、ベッドや学習机などの家具を置いても比較的広々とゆとりをもって使うことができます。今回は6畳の部屋を子供部屋として使う場合のインテリアや収納のアイデアをご紹介していきます。また6畳の部屋を子供2人以上で使うケースについても触れますので、参考にしていただければと思います。
●6畳あれば過ごしやすい子供部屋作りが可能
6畳は子供部屋として使うのにぴったりのサイズ感で、ベッドや学習机、チェストなどを置いてもゆとりがあります。狭すぎないのはもちろん、広すぎて空間を持て余すということもない広さなので、6畳の部屋を子供部屋として使うのはかなりおすすめですよ。もちろん6畳でゆとりがあるというのは、6畳の部屋を子供が1人で使う場合においてです。2人以上でも6畳あれば窮屈すぎるということはありませんが、間取りによっては少々手狭な感じがするかもしれませんので、家具の配置や選び方を工夫する必要があるでしょう。
●6畳の子供部屋を使いやすくするための工夫&レイアウト
6畳の部屋は子供部屋として使うのにゆとりのある広さですが、せっかくならより一層使いやすくしたいですよね。ということで、6畳の子供部屋を使いやすい空間にするためにできる工夫やレイアウトなどについてご紹介していきたいと思います。
○子供がのびのび遊ぶスペースを取りたい場合は極力家具を置かない
子供がのびのび遊べる空間を取りたい場合には、できるだけ子供部屋には大きな家具を置かない方が良いです。特に子供が小さいうちは、必要な家具も少ないと思いますので、極力物を置かない空間を作ることをおすすめします。また子供が小さいときに部屋に家具やインテリア小物などを色々置いておくと、ぶつかってけがをしてしまったり、小さなものを口に入れてしまって誤飲の原因になってしまったりすることもありますので、安全のためにも必要最低限以上のものは置かない方が良いと思います。できるだけすっきりした空間にしておくと安心して子供を遊ばせることができますし、掃除も簡単になりますよ。
また子供が小さいうちは床に座って遊んだり、ハイハイをしたりすることが多いと思いますので、床に滑り止めとしてマットを敷いておくことをおすすめします。床に敷くマットは毛足の長いカーペットや絨毯のようなものではなく、うっかり汚してしまっても掃除が簡単なプレイマットのようなものがおすすめですよ。部屋のサイズに合わせられる、ジョイントマットも便利です。
○ベッドと学習机を置くようになったらレイアウトを工夫して広々使う
子供が小学生くらいになると、子供部屋に子供が寝るためのベッドと、宿題などをするための学習机を置くことになるかと思います。その場合には、レイアウトを工夫して、6畳の部屋を広々使えるような状態にしましょう。
部屋の間取りにもよりますが、ベッドと学習机の置き方は色々あります。いくつか例をご紹介しますので、部屋の間取りや好みに合わせて選んでみてくださいね。
①ベッドと学習机をL字型に配置する
ベッドと学習机をL字型になるように配置する方法は、子供部屋の定番のレイアウトと言えます。ベッドの枕の側にデスクが来るようにすると安定感が出ますよ。この置き方はどんな部屋にもおすすめですし、6畳あるのであればおおよそ再現が可能なのではないかと思います。
ベッドと学習机のほかにチェストなど大きめの家具がある場合には、3つの家具がコの字型になるように配置するのがおすすめです。コの字型になるように家具を置くと、真ん中の部分をプレイスペースとして使うことができるので、狭い感じにもならないと思います。ただしドアやクローゼットの位置によってはコの字型に配置するのが難しいケースもありますので、部屋の間取りに合わせて調節してくださいね。コの字型に配置できない場合は、学習机とチェストを並べて全体でL字型になるような感じで配置するのが良いと思います。
②ベッドと学習机を平行に配置する
ベッドと学習机を平行になるように配置するのもおすすめです。学習机に向かったときに、背中側にベッドがあるような感じのレイアウトですね。このベッドと学習机の配置方法も比較的定番なのではないでしょうか。このレイアウトでも部屋の中央のスペースを有効に使うことができますよ。6畳だとゆとりが生まれると思います。
ちなみにチェストや本棚なども置く場合には、学習机の隣に置いて、ベッドと学習机+チェストが平行になるように配置するとバランスが良いですよ。
③ロフトベッドを置いて6畳の部屋を広々使う
「とにかく部屋を広々使いたい!」「子供の友達が複数人来ることもあるから、できるだけ部屋は広く使えるようにしたい」という場合におすすめなのが、ロフトベッドを使うという方法です。ロフトベッドにはハイタイプとロータイプがありますが、六畳の部屋であれば基本的にどちらでもOKですよ。
ロフトベッドだと場所を有効活用することができますし、ベッドと学習机を置くよりも場所をとらないので、子供部屋を広く使うことができます。6畳の部屋にロフトベッドのみを置く場合だと、かなり広々使えるのではないでしょうか。スペースをたくさん取りたい場合には、ぜひロフトベッドの導入も検討してみてくださいね。
○6畳の部屋を子供2人で使う場合の工夫
部屋数が限られているアパートやマンションの場合は、6畳の部屋を子供2人で使うこともあるかと思います。2人の子供で6畳だと、無理ではありませんがベッドも学習机も置くとなると少々手狭ですね。そのためレイアウトや置く家具を少々工夫する必要があるかと思います。
①二段ベッドと2人分の学習机を置く場合
2人の子供で6畳の子供部屋を一緒に使う場合、二段ベッドを使うことになるケースがやはり多いのではないでしょうか。二段ベッドを使うのであれば、二段ベッドと2人分の学習机を置くことも可能かと思います。
二段ベッドを使う場合の配置は色々あります。まず子供部屋を少しでも広く見せたい&遊ぶスペースも取りたいというのであれば、二段ベッドと2つの学習机が平行になるように並べるのがおすすめ。二人が並んで勉強するようなイメージですね。そうすると子供部屋の真ん中のスペースを遊んだりするのに使うことができますよ。子供2人の性別が同じ場合や年齢が近い場合、仲が良い場合にはこの方法がおすすめです。
子供の年齢が高い場合や性別が異なる場合、お互いのプライベートを大切にしたい場合には、二段ベッドを部屋の仕切りのように使用するのがおすすめ。二段ベッドを部屋の真ん中に配置して、その両側に各自の学習机を置きましょう。そうすることで、2部屋のように……とまではいかないものの、最低限のプライバシーは確保されやすくなります。二段ベッドにもカーテンをつけてあげると、さらに目隠しになって良いと思いますよ。
②ハイタイプのロフトベッドを2つ置く場合
子供2人で同じ子供部屋を使う場合二段ベッドを置くのが定番ではありますが、ロフトベッドを活用する方法もあります。特にベッド下のスペースがデスクになっているタイプのものがおすすめです。
ロフトベッドを2人分置く場合は、6畳の場合おそらくロフトベッドとロフトベッドが平行になるように置くことになるかと思います。ただしドアの位置やクローゼットの位置の関係で平行に配置するのが難しい場合には、少し違和感のある置き方になるかもしれませんがL字型に置くのもありです。
●6畳の子供部屋をおしゃれに見せるインテリアは?
ごちゃごちゃしがちな子供部屋ですが、できれば少しでもすっきり&おしゃれに見せたいですよね。そこで子供部屋の基本的なインテリアのポイントをいくつかご紹介したいと思います。取り入れられそうなものがあったら、参考にしていただけると嬉しいです。
○明るいカラーか淡いカラーでまとめると明るい印象の子供部屋に
子供部屋のインテリアは明るいカラーや淡いカラーでまとめてあげると、可愛らしく明るい雰囲気の空間になります。明るい色を用いたインテリアは部屋を明るく見せたい場合にはもちろんすっきり広々見せたいときにもおすすめ。すっきり感を出したいのであれば、白やクリーム色などを基調とした部屋にしてみてはいかがでしょうか。白系を基調とした空間は、清潔感が出るところもポイントです。
ちなみに部屋つくりをするときのカラーですが、たくさんの色を使ってしまうと統一感が失われてしまうので、2~3色でまとめるのがおすすめです。まず1色メインになるカラーを決めてから差し色になる2色を選ぶと失敗しにくいですよ(例:メインカラーが青で差し色が白とグレー)。
○広々見せたいときには背の低い家具でそろえる
ロフトベッドや大きな本棚など背の高い家具は収納が多い傾向があり便利ではありますが、どうしても圧迫感が生じてしまいますよね。6畳の部屋の場合には1つ背の高い家具があるくらいなら大丈夫ですが、2~3個になるとさすがに窮屈な印象になってしまうので、避けましょう。広々見せたい場合には、できるだけ背が低い家具でそろえるのがおすすめです。背が低い家具には圧迫感がないので、広々見える効果が期待できますよ。
ちなみに、子供がまだ小さい場合にも、背の低い家具がおすすめです。特におもちゃや子供の服など子供用品を収納するチェストや箪笥などのアイテムは、子供の手が届く高さのものにするのがおすすめ。理由は、子供の手が届く高さの収納家具を用意しておくと、子供が自分で片付けるきっかけが作りやすいからです。
○子供が楽しくわくわくするようなインテリアにする
子供部屋は、子供が楽しく快適に過ごせることがとても重要ですよね。子供がわくわくするような工夫をして、子供部屋でのひと時がもっと楽しいものになるようにしてあげましょう!
例えば賃貸物件の場合壁がシンプルなことが多いですよね。そこで子供部屋が楽しい雰囲気になるように、ウォールステッカーなどを貼ってにぎやかさを演出してみてはいかがでしょうか。ウォールステッカーなら簡単に貼ったりはがしたりすることができるので、賃貸であっても原状回復が可能です。また簡単にはがせるものなら、季節や子供の成長に合わせて貼り替えることができますよ。子供部屋を模様替えしたいときにも役立ってくれます。またウォールステッカーはデザインが豊富なので、選ぶのも楽しいです。
子供部屋の雰囲気を良くするために、間接照明を置くのも良いと思います。ただ子供がまだ小さい場合、デスクや床に置くタイプの間接照明だと子供がうっかり倒してしまう危険性があるので、壁に取り付けるタイプなど転倒の心配がないタイプのものを選ぶことをおすすめします。間接照明があると部屋の雰囲気が素敵になるだけでなく、ぼんやりさりげなく光るものなら夜に子供が寝るときの常夜灯としても活躍してくれます。特に「真っ暗の部屋で寝るのが怖い」という子供には、ぴったりのアイテムになると思いますよ。
●6畳の子供部屋を効率的に使うための収納方法
最後に6畳の子供部屋を快適&効率的に使うための、収納のポイントをご紹介しますね。子供部屋の収納は「子供にとって使いやすいこと」「子供が自分で整理整頓ができること」がとても大切なので、子供の目線で収納を工夫していくことが大切です。
○ざっくりでOK!子供にもわかりやすいシンプルな収納にするのがおすすめ
大人の収納なら細かく分類して棚や収納ボックスなどにしまっておくのも良いですが、子供にそれをやらせるのは少々厳しいと思います。特に小さい子供の場合には、複雑な収納はできないですよね。
そこでおすすめしたいのは「おもちゃは全部同じボックスにいれる」といったような、ざっくりとしたわかりやすくてシンプルな収納方法です。シンプルな収納にすれば子供が自分で片付けられるようにもなるはず。
○子供の手が届く位置に収納をする
インテリアのところでも軽く触れていますが、収納は子供の手が届く高さ&位置にすることがとても大切です。そのため子供が小さいうちは、低めのチェストや収納ボックス、カラーボックスなどを使うのがおすすめですよ。子供の手が届かない位置に子供用品を収納してしまうと子供が自分で片づけをすることができませんし、どうしても自分で取りたい場合には椅子などに乗らなければならなくなるので少々危険です。子供が小さいうちは、全体的に低めの家具でそろえておくと安心ですね。
●最後に
今回は6畳の部屋を子供部屋として使う場合のインテリアやレイアウトについて、お話をさせていただきました。これから子供部屋を作ろうかと考えている方の参考に、少しでもなれば幸いです。ぜひ子供が過ごしやすい、素敵な子供部屋を作ってあげてくださいね。
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